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小木曽健

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国際大学GLOCOM客員研究員/執筆業

報告

典型的な「非実在型」ネット炎上です。似た事案として、東洋水産の「マルちゃん事件」があります マルちゃん正麺がTwitterに掲載したPR漫画(父子が即席ラーメンを食べ、夜になって帰宅した母が食器を洗う漫画)に対し、「女性差別だ!」という少数の批判が起きたのですが、さすがにすぐ「そんなの言いがかりだろ」と多くの反論が寄せられました。ところが… 騒動の結果、誰も気にしていなかったその少数意見に注目が集まり、新たな論争を呼び、あたかも炎上したかのように見えてしまったのです。東洋水産もとんだとばっちりでした ネットは文句を言う人、声が大きい人が目立つ世界。大多数の「何とも思っていない」人は、わざわざネットに投稿しません。皆そこまでヒマじゃない 企業側も「ネットは少数の偏った意見でも目立ってしまう場所」であることを踏まえ(最低限のモラルは維持しつつ)過度に萎縮しすぎないで欲しいです

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コメンテータープロフィール

小木曽健

国際大学GLOCOM客員研究員/執筆業

講演や書籍、メディア出演などを通じて、炎上の「火消し」から、ネットで絶対に失敗しない方法、フェイクニュースの見破り方まで幅広く発信中。著書は「炎上しても大丈夫! 今日から使える企業のSNS危機管理マニュアル」「11歳からの正しく怖がるインターネット」(晶文社)、「ネットで勝つ情報リテラシー」(筑摩書房)ほか多数。全国の学校・企業・官公庁向けに40万人、2000回以上の講演実績あり

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